元Webデザイナー兼コーダーの備忘録

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Azure Web Appsで必要な事前知識と実践

身近にAzureを勉強している人がいます。その人向けに考えた修行内容を残します。ここでは、Azure Web Appsでウェブサイトを表示するのに必要と思われる事前知識と実践内容について書きます。

Azureは数クリックで簡単にウェブサイトを公開することができます。その仕組みは、ブラックボックス化していると言ってよいと思います。個人的には、ウェブサービスを生業にしている人なら仕組みを知っていて欲しいです。

修行内容

ウェブサイトを外部に公開する方法を実践で体験します。それに付随する内容にも取り組みます。

  • レンタルサーバにサイトを公開する
  • Pythonの機能を使い、ローカルサーバを立てる
  • Git/GitHubの雰囲気を掴む
  • Passの利用イメージを掴む

Azureを利用する前段階として、レンタルサーバにサイトを公開するところから始めます。世界中からアクセスできるサイトを作ります。世界に自作サイトが公開されていることを体感します。経験することで知識を記憶に定着させることが狙いです。

次にローカルサーバを立ててサイトを表示できるか確認します。ここでは、ローカル開発環境を体験します。

次にGit/GitHubを把握するため、私のGitHubアカウントを見てもらいます。使用感を掴んでもらいます。

最後にHerokuとVercelでPaasの利用イメージを掴みます。HerokuやVercelは、Azureの簡易版だと考えてよいと思うので、動画を見て雰囲気を掴んでもらいます。

レンタルサーバにサイトを公開する

ここで行うことは、以下の通りです。

  • レンタルサーバを契約する
  • HTMLファイルを作る
  • ファイルをアップロードする
    • レンタルサーバの管理画面からファイルをアップロードする
    • FTPソフトでファイルをアップロードする
  • サイトが表示されているか確認する
  • HTMLファイルを変更して、その内容が反映されるか表示を確認する

サイトが外部に公開されるまでにどのような操作をするのかを体験します。

Pythonでローカルサーバを立てる

ここで行うことは、以下の通りです。

  • Pythonでローカルサーバを立てる
    • python3 -m http.server 8000
  • HTMLファイルを作る
  • サイトが表示されているか確認する
  • HTMLファイルを変更して、その内容が反映されるか表示を確認する

Pythonの機能を使い、ローカルサーバを立てます。簡易的ではありますが、ローカル開発環境を体験します。

Git/GitHubの雰囲気を掴む

Azureとは直接関係ないかもしれませんが、Git/GitHubも理解を深めたいということなので、取り組みました。

Git/GitHubを理解するには、まずソースコードのバージョン管理の概念から勉強するとよいです。それから使用感、使用例について調べます。すでにGitHubアカウントを持っている方のものを見せてもらうのがよいです。

Passの利用イメージを掴む

Azureは、Iaasであり、Paasであり、Saasでもあります。ここではAzureをPaasとして利用することを考えるので、AzureはPaasのひとつとします。Azureの他にPaasのサービスは、以下のようなものがあります。

  • Heroku
  • Vercelなど

これらは、Azureの簡易版と考えてよいです。Azureが難しいと感じる理由のひとつに設定項目の多さがあると思います。ウェブサイトを公開するまでに数多く設定すること(=決めないといけないこと)があります。設定の段階でIT用語とAzureの専門用語が登場するので、更に難しく感じるのだと思います。

一方で、他のPaasは外部公開するまでのステップが少ないです。Azureは、他のPaasより設定項目が多いだけだと捉えると取っつきやすくなるのではないでしょうか。Azureの設定に関しては、動画で説明されているものがあるのでそちらを参考にしてください。

簡易的に作ったウェブサービスの表示や動作を確認するのなら、他のPaasで事足りると思います。Azureを利用する前に一度、Herokuで練習してみてPaasの雰囲気を掴むのもよいです。

私見

昨今、AzureやAWSなどを使って数クリックで開発環境を構築できるようになりました。昔を知っている人からすると、開発環境の構築が楽で手短になりました。その分の時間を開発に集中できるようになったことは、喜ばしいことだと思います。先人たちの叡智に感謝して、ボタンをクリックしているのではないでしょうか。

開発環境を簡単に用意できるのは素晴らしいです。しかし、その裏の仕組みを知らないままウェブサービスを作っているのだとしたら、技術の理解が進まないと思います。これは、危ういことだと思います。今回は、裏の仕組みの一端を体験できればと思い内容を考えました。特に実践の場を設けることを意識しました。

修行後、知人はAzure Web Appsでウェブサイトを公開しました。Azureを使うにはウェブ周り以外の知識も当然必要ですが、今回はウェブサイトを公開するために必要な知識と実践に絞って書きました。

最後に、本記事はあくまで参考程度に読んでいただければと思います。信頼できる情報源から情報を得て、勉強してください。

番外編

AzureとGitHubの連携

詳しく調べていませんが、AzureとGitHubを連携できることが分かりました。そのような記事を書いている方がいます。

AZ-900

Azureの資格があるそうで、会社で受けるように言われるらしです。受験料は、為替の関係で変わるそうです。

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