YAMLでのスカラーとは値のことです。まずは、YAMLで扱える値の型を見ていきます。合わせてコメントの書き方も見ていきます。なお、この記事はドットインストールというプログラミング学習サービスの内容を参考にしています。
YAMLが扱えるデータ構造
スカラー(値)の型
YAMLで扱える値の種類は以下です。
- 文字列
- 数値
- 真偽値
- Null
- 日付
作成するファイル
- parse.rb
- data.yml:データファイル
ファイルをそれぞれ以下のように作成します。
# parse.rb require 'yaml' emails = YAML.load_file('data.yml') p emails
# data.yml - hoge - 50 - 3.14 - true # true/false, yes/no, on/off - null # ~ - 2021-10-21 - "true" - '555'
YAMLのコメントは「#」で書きます。
以下のコマンドで出力を確認します。
ruby parse.rb ["hoge", 50, 3.14, true, nil, #<Date: 2021-10-21 ((2459509j,0s,0n),+0s,2299161j)>, "true", "555"]
文字列として認識されているデータは、「""」(ダブルクォーテーション)で囲われているのが分かります。
補足
- 「true/false」だけではなく、「yes/no」「on/off」も真偽値と判断される。
- 「null」は「~(チルダ)」で置き換えられる。
- 「""」や「''」で値を囲うと文字列として扱われる。
まとめ
スカラーについて見ていきました。YAMLで扱える値には型があり、その書き方と実行結果を確認しました。