これからJavaScriptを始める方に向けて、JavaScriptで何ができるのかをご紹介します。JavaScriptは、クライアントとサーバの両方で使えます。そのため、クライアントとサーバについて簡単に触れます。
JavaScriptでできること
JavaScriptは、基本的にブラウザ上で動作するものなら作れます。ウェブサイトはHTMLとCSSだけで作れますが、動きのあるものを作るにはJavaScriptが必要です。JavaScriptでは、以下のようなことができます。
クライアントとサーバ
コンピュータは、クライアントとサーバに分けられます。
クライアント
クライアントは、サービスを受ける側のコンピュータのことです。我々が使っているパソコンは、サービスを受ける側なのでクライアントになります。
サーバ
サーバは、サービスを提供する側のコンピュータのことです。例えば、Google Map、Gmail、検索、翻訳などのサービスを提供しているGoogleのコンピュータは、サーバです。これらのサービスは、Googleのサーバ上で動いています。
繰り返しになりますが、我々が使っているコンピュータはこれらのサービスを利用している側なのでクライアントになります。
クライアントサイドのJavaScript
JavaScriptは、ブラウザ上で動作する言語です。JavaScriptファイルをクライアントPCにダウンロードして、ブラウザ上で実行します。HTMLのタグを書き換えたり、CSSを書き換えて、見た目を変化させることができます。
一方、クライアントからの入力を受け取って、サーバ側で処理することはできません。サーバ側の処理は、別のプログラミング言語で実装します。
サーバサイドのJavaScript(Node.js)
Node.jsが登場するまでは、JavaScriptはクライアントで動作するプログラミング言語という位置付けでした。しかし、Node.jsの登場により、サーバ側の処理をJavaScriptで書けるようになりました。そのため、JavaScriptでSNSなどのウェブサービスを作れるようになりました。Node.jsによって、JavaScriptで作れるものの対象が広がったのです。
まとめ
- JavaScriptは、ブラウザ上で動作するプログラミング言語
- Node.jsによって、JavaScriptで作れるものの対象が広がった
- クライアントとサーバで同じプログラミング言語で開発できるので便利