元Webデザイナー兼コーダーの備忘録

ウェブデザインやプログラミング、ブログのカスタマイズなどについてアウトプットしています。

 メニュー

» HTML入門のまとめはこちらです。

【サーブレット/JSPの入門書】「基礎からのサーブレット/JSP 新版」の感想

Javaの基本を勉強したあとに何に取り組んだら良いのか悩んでいるのでしたら、Webアプリケーションに挑戦してみるのも良いかもしれません。本書は、JavaによるWebアプリケーション構築について書かれています。

本の紹介

本書は、サーブレットJSPの基礎、応用と進み、実践でWebアプリケーション(ショッピングサイト)作成について書かれています。基礎編では、開発環境をインストールして、フォームから送られたデータを処理するところまで書かれています。応用編では、データベースを使った処理について書かれています。実践編では、デザインパターンを使ってショッピングサイトを作成します。

本書のターゲット

本書は、HTMLとJavaの基礎を勉強した方に向けて書かれています。そのため、HTMLとJavaを勉強してから本書を読んだ方が良いです。特に、Javaの文法とAPIを分かった上でないと内容を理解するのは難しいと思います。

学んだこと

サーブレットJSPの基礎

JavaでWebアプリケーションを作成するには、サーブレットJSPの2つがあることを知りました。状況に応じてこの2つを使い分けられると良いです。

フォームから送られたデータの処理

クライアントからサーバに情報を送るのにフォームを使います。まず、フォームから送られたデータを処理する方法を勉強します。後に、特定のURLにアクセスがあったときの処理を勉強します。

データベースを使った処理

Javaとデータベースを連携する方法について書かれています。以下は、データベースにアクセスする一連の流れです。

  1. データベースに接続
  2. SQL文の作成と実行
  3. 結果の取得と必要な処理の実行
  4. データベースから切断

データベースへの接続は、毎回行う処理です。毎回行う処理は1つのファイルに書いておいて、管理を容易にします。処理を重複しない工夫です。

※データベースだけでも一冊の本になるくらいなので、本書では簡単にしか説明していません。データベースについて詳しく知りたい場合は、他の本で勉強することを検討してください。

デザインパターン

MVCパターンとFront Controllerパターンに沿ったWebアプリケーションを作成します。役割や機能ごとにプログラムを作り、プログラムの見通しを良くします。

デザインパターンを使ったプログラムを本書で初めて知りました。デザインパターンの利点ばかり書かれていたので、どのような欠点があるのか調べたいです。

感想

平日の1~2時間を使って、この本に取り組みました。サンプルプログラムの実行を含めて、1ヵ月ちょっとで終わりました。色々な内容が詰め込まれた本ではありますが、まとまっていたと思います。情報が多くなると一冊の中で詳細まで紹介しきれませんが、その部分は他の本などで補えば良いので問題ないです。

今後は、デザインパターンを取り入れてプログラムを作成することを考えていきたいですし、クライアントとサーバ間の通信についてより詳しく知っていきたいと思いました。

参考書&マンガのまとめ記事なら... » 参考書とマンガの読書記録

» HTML入門のまとめはこちらです。