プログラミングの勉強を始めようとしている方に向けて書きます。私は、プログラミング学習で何度も挫折しています。それでも諦めずに何度も挑戦しているのは、単純にプログラミングができるようになりたいという理由からです。
まず、プログラミングの勉強は根気が要ります。特に独学だと時間がかかり、なかなか進みません。そのため、挫折する方もいると思います。そのような方が少しでも減るように、プログラミング学習に向けてひとつの道筋を提案したいと思います。
プログラミング学習の道筋
- 目標を持つ
- 学習手段を知る
- ひとつの言語に絞る
- 文法とアルゴリズムを理解して使えるようになる
私は過去、闇雲にプログラミングを勉強していました。振り返ると上記のようなことをあらかじめ知って勉強していたら、もっと早く(趣味ではありますが)プログラミングができるようになっていたのではないかと思っています。そこで、上記のことをおさえて地道に勉強していくことをひとつの道筋として提案します。
目標を持つ
まず、闇雲に始めると勉強に終わりがなくなります。そうなるとうやむやになり、そのうち勉強しなくなります。
一方、目標があるとそれに向けて勉強しますし、勉強内容が定まります。例えば「ゲームを作りたい」や「ウェブサービスを作りたい」などの目標を持つと良いです。それに合った勉強が何なのか分かれば始められます。目標を持ち、ロードマップを作ることができれば、迷いなく勉強ができるはずです。さらに、期間を決めて取り組むと良いと思います。
学習手段を知る
学習手段を知り、どのような方法で勉強していくのか決めます。下記は、主な学習手段です。それぞれ、メリットデメリットがあります。自分に合うものを選んでください。
- 本で勉強する
- 身近にいるできる人に教わる
- ネットで調べる
- 学習サイトで学ぶ
- 教室に通う
- 専門学校、大学などで学ぶ
ひとつの言語に絞る
プログラミング言語はたくさんあります。まず、ひとつの言語を習得してください。ひとつができてしまえば、他の言語は差分を勉強するだけでよくなります。その方が効率的です。ひとつの言語もできないのに、他の言語に手を出すのは良くありません。
文法とアルゴリズムを理解して使えるようになる
文法は、色々な言語で共通しているものがあります。例えば、if文やfor文などです。それを理解して、使えるようになればプログラミングを習得するのは早いと思います。経験上、紙に文法を書けるようになれば、エディタ上でも書けます。文法は最低限使えるようにならないといけません。
次にアルゴリズムについてです。「アルゴリズムを理解する」とは、つまり「決まった処理の流れを理解すること」です。アルゴリズムは言語とは関係ありません。アルゴリズムの本質を理解できれば、どの言語でも使えます。ただ、理解するのは難しいので、時間をかけて勉強することが必要です。アルゴリズムは、分からなくてもどうにかなりますが、仕事としてプログラミングをやっていくのならできた方が良いと思います。
終わりに
プログラミング学習の道筋として、この記事がお役に立てれば幸いです。
記事では挙げませんでしたが、勉強していく中で「分からないことは自分で解決する」という力が嫌でも身に付くはずです。プログラミングで分からないことは、自分で解決するのが基本的なスタンスです。分からないことやエラーを自分で解決して、動くものを作るのがプログラミングです。誰かに聞いて解決することもありますが、その時は「何で躓いているのか」や「どうしたいのか」を具体的に説明しないと相手もどう対処して良いのか分かりません。そのため、プログラミングの勉強をすると「自力で問題を解決する力」と「質問力」が自然と身につくのではないでしょうか。