CSSのカスタムプロパティ(CSS変数とも呼ばれる)は、制作者が定義して再利用可能な値を表す機能です。この記事では、カスタムプロパティの基本的な使い方と利点について説明します。
カスタムプロパティの定義方法
カスタムプロパティは以下のように定義します。
:root { --main-color: #3498db; }
カスタムプロパティの使用方法
定義したカスタムプロパティは、var()関数を使用して呼び出します。
body { background-color: var(--main-color); }
カスタムプロパティのメリット
- コードの再利用性が向上し、メンテナンスが容易になる。
- 値の一括変更が可能になり、効率的な開発ができる。
- テーマの切り替えやダークモードの実装が簡単になる。
JavaScriptとの連携
JavaScriptを使用してカスタムプロパティを操作することも可能です。
getComputedStyle()とgetPropertyValue()を使用して、値を取得できる。setProperty()を使用して、値を変更できる。
// 値の取得 const rootStyles = getComputedStyle(document.documentElement); const mainColor = rootStyles.getPropertyValue('--main-color'); // 値の設定 document.documentElement.style.setProperty('--main-color', '#ff0000');
高度な使用方法
@propertyルールを使用することで、カスタムプロパティの型、初期値、継承の有無などを定義できます。これにより、より堅牢なカスタムプロパティの管理が可能になります。
@property --main-color { syntax: '<color>'; initial-value: #3498db; inherits: false; }
まとめ
カスタムプロパティを使用することで、CSSコードの管理が容易になり、動的なスタイリングも可能になります。適切に活用することで、効率的で柔軟なウェブデザインを実現できます。