「The Nature of Code」から物理ライブラリの導入について取り上げます。ここでは、「The Nature of Code」に倣って物理ライブラリを使ってみます。Processingでプログラムを書いて、動作を確認します。動作を確認できるところがProcessingの楽しいところです。
物理ライブラリとは
「The Nature of Code」で扱っている物理ライブラリJBox2Dを使います。これは、C++で作られた物理エンジンBox2D*1をJavaに移植したものです。
他にPBox2Dというライブラリを使います。これは、JBox2DをProcessingで扱いやすいようにするためのライブラリです。
ライブラリの導入
下記のサイトにアクセスし、box2d_processing.zipをダウンロードします。このライブラリの中にJBox2Dも入っているので、別途ダウンロードする必要はありません。
ライブラリのインストール
ライブラリを手動インストールします。
- ダウンロードしたファイル(.zip)を解凍する
- 解凍してできたbox2d_processingフォルダをProcessingのライブラリフォルダに移動する
- ライブラリがインストールできたか確認する
- Processingを起動する
- 「スケッチ→ライブラリをインポート→Box2D for Processing」と表示される
または、「スケッチ→ライブラリをインポート→Manage Libraries」を開きます。Librariesタブを表示し、ライブラリ名でフィルターします。ここでは、「box2d」と入力します。Box2D for Processingにチェックが付いていることを確認します。
※Fisicaは競合するので、一緒に使えません。
ライブラリのインポート
「スケッチ→ライブラリをインポート→Box2D for Processing」を選択します。ファイルに以下のようなインポート文が追記されます。
import shiffman.box2d.*;
サンプルプログラム
import shiffman.box2d.*; Box2DProcessing box2d; void setup(){ box2d = new Box2DProcessing(this); box2d.createWorld(); }
エラーが表示されず、動作すれば問題ありません。
まとめ
「The Nature of Code」から物理ライブラリの導入について取り上げました。引き続き、「The Nature of Code」の内容を勉強します。
参考サイト
参考書籍
※Javaの勉強にもなるので一石二鳥です。