元Webデザイナー兼コーダーの備忘録

ウェブデザインやプログラミング、ブログのカスタマイズなどについてアウトプットしています。

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デザインのセオリーを知らない人がやりがちなデザイン

まえがき

実はデザインにはセオリーがあります。私たちが目にしている商業デザインは、計算されたデザインです。飲み物のパッケージや広告、お店のロゴなど、ありとあらゆるものがデザインされています。

一方で、デザインは誰でもできます。しかし、セオリーを知らずにデザインしたものとセオリーに則ってデザインしたものとでは、差が生まれます。この差を埋めるには、セオリーを知り経験を積むことが必要です。

あなたは、デザインをするときに何に気を付けていますか。

デザインのセオリーを知らない人がやりがちなデザイン

私が新米Webデザイナーだった頃にしていた失敗や、一般の方がやりがちなデザインを以下に挙げていきます。

文章を中央揃えにする

キャッチコピーの中央揃えは良いが、全ての文を中央揃えにするのはよろしくないです。文章を中央揃えにすると行頭が揃わず読みにくくなるので、止めた方が良いです。読んでもらいたい文では、読み手のストレスになります。読むスピードを崩されます。

フォントを複数使う

フォントは、2~3種類で十分です。増えすぎると統一感がなくなり、読みにくくなります。フォントが持つイメージを理解して、使い分けることが重要です。

メリハリ(強弱)がない

フォントの大きさや画像の大きさなどにメリハリがないと、どの情報が重要なのか分かりにくいです。情報の優先度が決まっていないとメリハリが付けません。

色に頼らなくても、文字の大きさ、太さ、字間を調整することで、文字だけでも十分なデザインとなります。

原色を使う

子供っぽい印象を与えます。知育玩具などの子供向けのものなら問題ありません。

自然界には、原色に近い色は存在しないと言われています。原色は人工的な色で、不自然な色なのかもしれません。

多色使い

ここぞとばかりに沢山の色を使うのは、よくありません。騒がしく、ごちゃごちゃした印象になります。視線が散り、重要な部分が分かりにくくなります。意味のある多色使いなら問題ありません。

余白を埋める

余白もデザインのひとつです。余白があることで、文字が読みやすくなります。余白で区切ることで、情報のグループ分けができます。余白の面積を揃えることで全体のバランスがとれます。余白が多いと優雅さを演出できます。余白は怖くありません。

あとがき

デザインのセオリーを知らない人がやりがちなデザインを、6つ挙げてみました。他にもあると思いますが、思いつかなかったのでまたの機会に持ち越します。

デザインに正解はありませんが、セオリーに則って制作するだけで、整ったものに改善されます。デザインは、情報の送り手と受け手を繋ぐ伝達手段と考えます。私はデザインするときに、"情報を正しく伝えられているだろうか"ということを考えて制作しています。

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